倉敷にボランティア

行こうかどうしようか迷いに迷って。でも行かないでいて後で「行っとけばよかった」と後悔するのもいやなので7月の連休にどこかボランティアに行くことにした。まだボランティアの受け入れ体制が整ってないとことか、当日の朝までに行くのに交通手段がないところとかあって、行き先が絞れなかったけど、前日に倉敷が県外のボランティアも受け入れ開始したので向かうことにした。

7月14日(土)に倉敷行きの夜行バスを予約する。ボランティア保険には前日に社会福祉協議会で加入済み。
水没地域での作業になるので長靴は必須だろうと、リュックに詰め込む。水とか自分の食料のパンとか着替えとかでリュックはパンパン。
23:20の名古屋駅西口で両備バスに乗車。4列シートで隣に汗臭いオッサンが乗ること思えば三列シートってマジ天国w 満席だけどりらっくすできる。
倉敷駅に朝7時到着。手前の岡山駅などで乗車の人はほとんどが降車し倉敷まで来たのは5人にも満たなかった。

倉敷駅にはボラセン行きのバスがピストン輸送してるって情報があったんだけど、バスが見当たらない。ボラセンに電話したら肩に緑色のガムテープを貼ったスタッフが居るという。でも見当たらない。再度スマホ検索したら「倉敷駅」じゃなくて「新倉敷駅」だった。。。orz

既に時刻も8時を回ってるので意を決してタクシーにてボラセンに向かうことにして乗車。熊本の西原村向かうときもタクシーだったなと思いつつ、運転手さんに情報をもらう。

倉敷駅北口
倉敷駅北口

職業能力開発大学校ってとこにボランティアセンターが置かれていてそこの体育館に向かう。
受付で住所名前電話などを記入し、臨戦態勢に着替えて出発を待つ。

体育館の中

ここから大型バスに45人乗車して真備町サテライトへ向かう。
道中、泥のかぶった田んぼの真ん中に置き去りにされた車やら積み上げられた災害ゴミなどを見て「こんなにひどかったんだ」と実感。

倉敷市役所真備町支所のサテライトセンターにて5人一組でチームを構成。注意事項の説明を受ける。猛暑なので水分補給や20分作業して10分の休憩とか、プライバシー保護のため写真撮影は禁止、ゴミに見えても大切な思い出の品物かもしれないので家主さんにその都度確認を撮ることなど。
行き先にはトイレがないのでここの仮設トイレでひり出しておくw
準備が整ったらスタッフの先導で9チームが歩き出す。うちらの班ともう1班とで合計11人で一軒にあたることに。

真備支所

ボランティア作業内容は、2階まで水に浸かった家の家財の運び出し。家の中に入ると天井からまだポタポタ水が落ちてくる。家の人は避難して無事だったそうな。

若い衆と一緒にタンスやらベッドやら20mほど先のちょっと広い道路端に運び出す。
体力に自信があるわけじゃ無いけどそこそこは動けるという自負のもと、「どっこいしょー!」と威勢のいい掛け声で重いモノも持ち上げることはできるんだけど、それを道路まで4人で抱えて運ぶのがしんどい。心臓バクバク息もゼーゼーでちっとも呼吸や心拍数が戻らず死ぬかと思ったw 
汗もハンパない量が出るし水分もすぐ補給せなかんしホント休憩は大事。

 家の内外は泥水に浸かってるので座る場所もない。
 休憩するにも座って休憩が取れない。
 容赦なく太陽は照りつけてくるんだけど日陰も少ない。
 ドブの匂いもずっと漂っている。

いやー過酷だわ。
アルミ脚立やザラ板使ってなんとか座る場所を確保。

1チーム5人で一軒に当たるのが基本だが2チームを投入してもらって正解だった。なんとか11人である程度片付いた感じには持って行けた。1チームだけだったら先が見えないままで本日の作業が未完で終わりそうだったね。

水分は500mlのペットボトル3本を愛知県から持参、倉敷で1本購入、ボラセンでスタッフから1本貰い、片付けに入った家の人から2本もらって全部消費! 3.5リットルを飲んだことになるんだけど、これでも後で足りなくなると困ると思って控えめに飲んでた。いやーとにかく暑かったよ。

午後2時前に作業終了させて真備町のサテライトに向かう。お疲れ様でした。
長靴とかスコップとか洗って作業終了。バスでボラセンに向かう。途中の決壊場所は急ピッチで復旧作業がなされてた。

決壊場所

今回の2チーム11人の中に愛知県から来てる人が4人も居た。倉敷出身で今は名古屋市緑区に在住してるって人とか大府市に居るって人とか。愛知県率高かった。
それと特筆すべきが女性の比率が高かったこと。5人?6人?半分くらい女性だった。こんな女性率が高いのは今までの東北や熊本ではなかったや。

蛇足:意外にカリカリ梅が美味かった。塩飴も持参したけどカリカリ梅の勝ちw

午後3時には解散して新倉敷駅までバスで送ってもらったが時間が早いし昼飯が菓子パン2個だけだったしで、焼き肉屋があったんでビールを補給w 初めての一人焼き肉。
東北ンときは作業を一緒にやった仲間でメシ食ったり宿泊場所の情報交換とかやったんで、ちょっと寂しいけどまあしゃーないw。
予定を早めて新幹線で帰名しました。以上倉敷レポートでした。

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