「農業」カテゴリーアーカイブ

除草剤ふり

今年は減反区域に広範囲に含まれてしまい、コメを作付けできるのはわずか1反。
4月28日が田植えだった。
田植えから5日程度あとが除草剤のふりどきってことで、今日、除草剤をふってきた

ダブルスターSB粒材 1kg/1反

ハンドルを回す散布器を使って田んぼの中を歩く。でも散布量の目盛りを「1」に設定しても、歩く速度とハンドルの回転数によって変わってくる。ある程度散布すればこれくらいが1kg/1反ってつかめるのだが、今年は1反しか作付けしてないのでペースを掴んだ頃には1反が終わっちゃう。
実際、1反終わっても粒材が残ってて、再び散布に田んぼの中を歩いたのだった。(;^_^A アセアセ・・・
 

先月24日に畦道に除草剤をふったが、そこはこのように枯れていた ( ̄▽ ̄)b グッ!

今日は名古屋で今年最高気温の28度を超えてたらしい。
暑かったーι(´Д`υ)アツィー

除草剤散布_畦道

今年は減反にすっぽり入る年で、コシヒカリを作付けする田んぼはわずか。
そこも田植えの季節が近づいてきたので今のうちに畦草の除草をする。
 

水18リットルに、タッチダウン200mlを希釈
1反あたり25~50リットルを散布が標準だとか。

 

この畦草を除草できるかな?
 


 

稲刈り終了

090904_0829~0002
昨日、刈り取りしてもらった。1年ご苦労様でしたの田んぼ。

ちなみに、今年は1俵=12,000円 (1等のコシヒカリ)で、今年のデキはイマイチなので一反あたり7俵程度しか採れないだろうと。
うちは今年の作付けは一町ほど。1町=10反=10×300坪=10×300×3.3㎡=10000㎡
10反×7俵/反=70俵
70俵×12000円=84万円 これが今年のコメの売上げ代金になる。 いや、倒れたとこもあるから2等米以下の可能性の方が高い。もっと安くなっちゃうだろう。

で、そこから経費を引く訳だが、うちは1千万もするコンバインとかの機械は買えないので田植えも稲刈りも委託してる。例年、だいたい田植えに25万円、稲刈りに46万円ほど作業料を払っている。
更に自分で買ってきて散布している肥料代除草剤代金や、土地改良組合費など積み重ねていくと自分の作業代も出ないんだよね。

まさしく田んぼは 『おもりさせてもらってるだけ』なのだ。
コメ余りの今の時代、コメの値段は上がらないどころかもっと下がるだろう。機械を使って大規模に経営展開していく農業なら未来の展望も持てるかもしれないが、うちのような零細な農家ではやっぱり農業以外に収入を求めないとやっていけない。つまり兼業農家として田んぼはお守りしていくだけの仮面農家なのだ。

ちなみに来年は減反区域にがばっと入るので1.5反くらいしか作れない。

農業政策

食糧自給率が先進国最低の41%だと言うのに米が余って減反政策をとる。
国際競争率は低下し高い関税に守られないと崩壊する米作り。
その一方で耕作放棄地が拡大している。
農業従事者の高齢化。そして限界集落。
『売れる農業』が一部でもてはやされているが基本的には厳しい労働の割に収入が少ない産業。
従事者が減少しているのは儲からないからの一語に尽きる。

 

こんな農業にしたのは誰だ?