昨日、刈り取りしてもらった。1年ご苦労様でしたの田んぼ。
ちなみに、今年は1俵=12,000円 (1等のコシヒカリ)で、今年のデキはイマイチなので一反あたり7俵程度しか採れないだろうと。
うちは今年の作付けは一町ほど。1町=10反=10×300坪=10×300×3.3㎡=10000㎡
10反×7俵/反=70俵
70俵×12000円=84万円 これが今年のコメの売上げ代金になる。 いや、倒れたとこもあるから2等米以下の可能性の方が高い。もっと安くなっちゃうだろう。
で、そこから経費を引く訳だが、うちは1千万もするコンバインとかの機械は買えないので田植えも稲刈りも委託してる。例年、だいたい田植えに25万円、稲刈りに46万円ほど作業料を払っている。
更に自分で買ってきて散布している肥料代除草剤代金や、土地改良組合費など積み重ねていくと自分の作業代も出ないんだよね。
まさしく田んぼは 『おもりさせてもらってるだけ』なのだ。
コメ余りの今の時代、コメの値段は上がらないどころかもっと下がるだろう。機械を使って大規模に経営展開していく農業なら未来の展望も持てるかもしれないが、うちのような零細な農家ではやっぱり農業以外に収入を求めないとやっていけない。つまり兼業農家として田んぼはお守りしていくだけの仮面農家なのだ。
ちなみに来年は減反区域にがばっと入るので1.5反くらいしか作れない。